エッセイ コト消費

【ミニマリズム】いい選択をするためには?決断力は限りある資源【決断力はMP】

 

決断すべきことが多いと疲れを感じることありませんか?

ポイント

1日のうちで決断できる量は限りがあります。

 

ロールプレイングゲーム(ドラクエ、FFなど)をやったことがある人は、馴染みがある言葉だと思うのですが、MP(マジックパワーもしくはマジックポイント)。

プレイヤーがゲームの中で、魔法などの特殊能力を発動させるために消費する”魔力”を表す言葉ですね。

 

もちろん現実世界には、魔法を発動することは難しいですが、
このMPの捉え方は、現代人の決断に置き換えることができます。

 

決断は疲れる

 

私生活や仕事などで、疲労を感じるタイミングはどんなときでしょうか?
実際に、運動を伴わなくても異常に身体が疲れることありますよね。

 

思い返すと、

 

  • 重大な決断をしたとき
  • 一日に大量の選択を行わなければならなかったとき
  • または、両方、重大な決断を大量に行わなければならなかったとき

こんなとき人は、疲れます。

 

決断はMPを消費する

 

例を用いて考えてみましょう。

スペック

HP100 / MP100
(回復スピード 90/day)

 

身体的行動

サッカー90分フル出場 HP95消費

子どもと公園で遊ぶ HP60消費

休日のランニング HP30消費

朝のゴミ出し HP5消費

 

精神的判断

引越先を決める MP95消費

高額の買い物 MP60消費

プレゼントを決める MP30消費

昼ごはん何食べるか決める MP5消費

 

※厳密には、ひとつの行動や判断がHP・MPどちらか一つという場合はなく、
複合的ですが、ここではシンプルに考えましょう!

 

HP(体力)の限界

例えば、土曜日に同僚とサッカーの試合をしたとしましょう。
家を出る前に、朝のゴミ出しもしっかりしました。

 

 

すると、

 

土曜日
HP100ー(95+5)=0

 

一日のHP(体力)を使い果たしてしまいましたね。
この状態では、ランニングも子どもと公園で遊ぶことも出来ません。
しっかり休養をとって、翌日に備えるしかないですね!

 

しっかり休めたので、HP90を回復しました!
そのため、今日は朝はランニングして、昼は子どもと公園で遊べます!

 

日曜日
HP90ー(60+30)=0

 

しかし、この2つの行動で体力を使い果たしてしまうので、それ以外はやはり出来ません。

 

MP(決断力)の限界

もうお判りかと思いますが、
MP(決断力)とHP(体力)の考え方は、同じなんですね。

 

 

一日に引越先を決めて、友人へのプレゼントを決めないといけないとしましょう。

MP100ー(95+30)=−25

 

キャパシティーをオーバーしてしまい、マイナスとなってしまいました。
こんな状態での決断は、中身や満足度を伴わない空虚なものになっているはずです。
そんなときは、どこかに抜け漏れが生じてしまい、100%満足のいく選択ができていないはずです。

 

一日の中で、”決断力は限りがあること”を意識してみてはいかがでしょうか?
人は、限りがあることを意識すると、よりひとつひとつのことを大切にできるものです。

 

日和見フィヨルドの例

私の場合、決断が疲れると感じたキッカケがあります。
それは、妻と結婚を決めたあとの諸々の手続きを進めたときです。

 

 

社員寮から出て、新生活をはじめる家を探す

妻を扶養に入れて、保険証の手配

家具の検討と購入

結婚式の準備

市役所への申請多数

など

 

短期間のうちに、いろいろと決めることが多かったです。
そして、決断する度に疲労を感じました。

 

なんでこんなに疲れるのか、考えてみたのですが、
”はじめての決断”が多かったからです。

 

自分の中に前例がないと、その決断が正しいのか分からないため、
頭の中であれこれシミュレーションすることでしょう。
思考する時間が単純に多いんです。

 

つまり、

 

自分にとってはじめての決断は、MP(決断力)の消費コストが高い

と言えます。

 

決断力を最大限活用する方法

そこで、MP(決断力)を最大限活用することができれば、
QOLが爆上げすると考えました。

 

やること

MP(決断力)の節約

MP(決断力)消費コストの削減

 

 

この2つができれば、決断力を最大限活用できます!

 

MP(決断力)の節約

 

人は、1日に約60,000回もの選択をしていると言われています。
あまりにも多いので、普段の生活で60,000回を実感することはないでしょう。
無意識のうちの選択も多いはずです。

 

しかし、意識的に行う選択の中には、あきらかに不要なことあります。
やらなくてもいいことは、きっぱり切り捨てちゃいましょう。

 

お気づきの方もいるかもしれません。
そう、これは思考のミニマリズムです。

 

考えなくてもいいことをあれこれ決断しようとするより、
本当に決断が必要な重要なことに、集中して自分の持ってる決断力をぶつけましょう!

 

MP(決断力)消費コストの削減

 

前提条件として、

自分にとってはじめての決断は、MP(決断力)の消費コストが高い

これはもう仕方がないです。
避けられないし、重要な決断の可能性が非常に高いので、この決断に最大限力を注ぐことができるようにするためにはどうしたら良いのか?

 

それは、

日常生活の中で、ルーティンとできるものをあらかじめ選択肢を絞る、もしくは先に決めておく

です。

 

例えば、
朝ごはんの通常MP消費が5だとしましょう。
ルーティン化し、毎朝りんごとヨーグルトを食べると決めてしまいます。
すると、MP消費は5→1くらいには、縮小できます。

 

同様に、昼ごはんもルーティン化しやすいですね。
お気に入りのお弁当屋の日替わり弁当に決めてしまいます。
すると、ここでもMP消費は5→1くらいに、縮小できます。

 

もっと進めると、
服装の制服化もしちゃいましょうか!
だって、服を選ぶのって結構神経使いますよね。
たぶんMP消費は10はあると思うんです。
スティーブ・ジョブズ氏のように、
黒いニット、ジーンズ、スニーカーで決めとしましょう。
すると、10→1くらいに、縮小できてしまいますね!

 

使うべきときに、最大限のMP(決断力)を消費する!

 

  • MP(決断力)の節約
  • MP(決断力)消費コストの削減

の2つを経て、かなりMPを温存できたのではないでしょうか?

本当に大切なのは、ここからです!

 

温存したMPを最大限の爆発力で、
何にぶつけるのか。

 

MP消費コストの高い”初めての経験”にどんどん使ってください!
そうすることで、読者のみなさんの経験値はどんどん蓄積されていきます!

 

経験値をためて、どんどんレベルアップしていきましょう。

 

さあ、選択しましょう!

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