モノ消費

 

何を買うか、判断基準ありますか?

 

私の人生の目的(最終的なゴール)である”家族との時間を大切にし、充実した生活を送ること”

達成するための家庭内プロジェクトマネジメントの物資調達である”モノ消費”について、お話しします。

 

家庭内プロジェクトマネジメントの中でも、

Procurement(調達)とした、モノ消費

 

家庭内プロジェクトマネジメントの基本方針をミニマリズムに設定しましたが、

生きていくためには、購買活動は必須です!

そして、ミニマリズムだからといって、モノを買うこと自体を嫌いになってはいけないと考えています。

せっかくモノにお金を使うんですから、気持ちよく使いたいですもんね!

 

そこで、モノ消費をどのように楽しむか、我が家のProcurement方針をお伝えします!

 

  • 買い物をするとき、何にどれくらいお金を掛けていいものか?
  • 買い物に対して、お金はどの程度なら使ってもいいのだろうか?
  • 自分の幸福感を最大限に得られるような、そんな買い物をしたいが独りよがりになってしまうのでは?

 

こんな悩みをもつ方も多いのではないですか?
今回、ご紹介させていただくのは、そんな買い物のときに使える考え方です。

 

モノ消費の方針は、2つの柱で構成されています。

 

モノ消費の方針

  • 一点豪華主義
  • コンフォート原則

 

一点豪華主義とは?

 

これは、一番ミニマリズムっぽいシンプルな考え方です。

”必要なモノにはしっかりとお金を使う、必要じゃないモノにはいっさいお金をかけない。”

 

必要じゃないモノにお金をかけないことによって、いままでの浪費分がなくなりますので、余剰資金が生じます。

この余剰資金を、絞りに絞った自分にとって必要なモノに回すのです。

 

ポイント

自分にとって必要なモノにはしっかりお金をつかおう!

 

 

コンフォート原則とは?

 

2つ目の柱は、

つまり、「毎日長時間使うモノに、お金をかけた方が幸福度が高い」というものです。

この考え方は、”コンフォート原則”(The comfort principle)と呼ばれています。

 

我が家の購買活動の中でも、重要な考え方です。

 

毎日長時間使うモノといわれても、パッと思いつかないかもしれません。

そんなときは、まず1日のうち、何にどれくらいの時間をかけているかに注目し、それから、その割合に応じてお金を分配してみることが重要です。

 

1日の中で、自分の行動を思い出してみましょう。

睡眠時間はどれくらいだろうか?

デスクで仕事している時間はどれくらいだろうか?

仕事や趣味に使うPCやタブレットなどの道具を使っている時間はどれくらいだろうか?

 

このように考えると、

高品質のマットレス・布団、腰痛軽減に特化した椅子、そして高品質のPC・タブレットにお金をかけることは、

高品質のモノがもつ高いスペックを味わえる時間が長くなるため、費用対効果が良いと考えることができますね。

 

つまり、モノの価値を最大限味わうことができるため、買い物として良い選択できたと判断できます。

 

私自身を例にして、コンフォート原則について具体的に説明しますね!

 

私の1日の時間割と使うモノ

 

 

  • 8時間:(仕事)オフィスチェア、PC、デスク、PCモニター、キーボード、マウス
  • 2時間:(通勤)電車、電車内での勉強グッズ、イヤホン
  • 1時間:(調理)台所用品
  • 1時間:(娯楽)テレビ、動画配信サービス、ソファ
  • 1時間:(読書)KindleおよびiPad
  • 1時間:(趣味)ブログ
  • 3時間:(その他)子育て、風呂、家計管理、掃除など
  • 7時間:(睡眠)布団、マットレス、枕

 

では、コンフォート原則を当てはめてみましょう。
とりあえず気になるところピックアップします。

 

8時間/日 仕事

これは、自分で振り返ってみて一番ショックでしたね。
一日のうち、仕事をしている時間が一番長いなんて…。
FIREを決意したきっかけでもあります。

 

 

ですが、今回の記事は、仕事が人生のうちのほとんどを占めることの憂いではなく、
あくまで買い物の満足度を上昇させることにあるので、本論に戻ります。

 

仕事で使っているモノは、
オフィスチェア、PC、デスク、PCモニター、キーボード、マウスなどです。
しかし、企業に勤める方なら、ご理解いただけると思うのですが、このうち
自分の趣味嗜好を反映できるのは、PCモニター、キーボード、マウスくらいではないでしょうか?
オフィスチェア、デスクは会社の備品を使うことが現実的ですし、
PCに関しては、セキュリティの問題で会社で定められた仕様に固められているのではないでしょうか?

 

その中で、仕事能率を向上させるため(=作業ストレスを回避するため)、下記の3つは自費購入して使っています。

 

PCモニター
会社の支給PCがラップトップ(A4サイズ)であったため、使用するソフトによっては、モニターが小さすぎて、作業に支障が出ることもあったので、デュアルディスプレイ化したかったんです。会社備品のモニターを使う手もあったのですが、古かったので自分で調達しました。

キーボード
ワイヤレスのキーボードにすることで、配線をスッキリさせデスク上の作業スペースを効率よく使うためです。

マウス
ワイヤレスでトラックボール式のマウスの方が、私にとって操作性が良く微妙なコントロールも利くため、自費調達しました。

 

7時間/日 睡眠

人は人生の1/3を睡眠に費やしているとは、よく言ったもので、
私も約1/3が睡眠時間となりました。
どうせならこの睡眠時間を有意義なものにしたいですよね。
疲労回復に注目して、この人生の1/3を最強の回復時間にすれば、
活動時間がより充実するのではないでしょうか?

 

そのため、ベッド・布団・マットレス・枕にお金を掛けることは、十分に理にかなっていると考えられるのではないでしょうか?
私は、マットレスと枕を少しいいモノ使うようになって、間違いなく生活の質が上がりました。

 

3時間/日 その他

ざっくりと1日の時間割を決めてみたものの、細分化しすぎると見えにくくなるルーティーンってあると思うんです。私にとって、その他とした部分がこれにあたります。
例えば、風呂もしくはシャワーの時間!毎日必ず行いますが、一回につき30分以下となるので、意外と見落としがちです。頻度を考えれば、十分にお金を掛けても良いジャンルですね。

 

私は、シャワーヘッドにお金を掛けたことで、節水と水圧を改善でき、生活の質がひとつ上がりました!(水圧の弱いシャワーほど、ストレスを感じるものはないと思うんです笑。)

 

今回の記事は、コンフォート原則をあてはめることの提案なので、
私の実行例はこの程度にしておきます。
支出行動は、基本的にコンフォート原則に沿って行っているので、他に興味をもってもらえそうな例があるので、それはまた次の機会に!

 

コンフォート原則を自分に当てはめる

ふと自分の購入履歴をふりかえったとき、
なんとなく安いから、とりあえず間に合わせだから、など
判断基準があいまいであったことありませんか?

 

コンフォート原則を用いて、
活動時間の長い行動に用いる道具をアップデートしてみてはいかがでしょうか?

 

苦痛やストレス、不快感を最小限に抑えて1日を過ごせるのなら、現在よりもずっとリラックスした生活が送れますし、本人だけでなく、周囲の人々にも良い影響を与えます。また、ストレスを和らげるために後でやむなくお金を使うよりも、最初からストレス予防をするほうが、はるかに効率が良いやりかたです。

 

コンフォート、つまり、快適に過ごすほうを選ぶ。このような枠組みで考えると、お金の使い道もシンプルに決断できるようになりますよ!

実際に導入するために、まず1日に取り組むタスクの一覧を作りましょう。
それから、それぞれのタスクに必要な道具を検討しましょう。

 

趣味の時間への応用

 

コンフォート原則は、趣味の時間にも応用できます。

週末のサイクリングが趣味の人や自転車通勤をする人は、ロードバイクやクロスバイクにお金を掛けるのもいい選択肢といえます。

特に、自転車などの移動手段系の趣味は使う頻度も高くなるので、コンフォート原則を当てはめるには向いていますね!

どこか不満を持ちながらやる趣味より、満足度100%の選択で固めた趣味の方が、きっと楽しく過ごせるはず!

家族で料理を楽しむ時間が好きであれば、調理器具にこだわりを持つことで、どれだけストレスを感じず楽に作業できるか、想像してみてください。

ワクワクしませんか!

 

ポイント

毎日の行動を振り返り、多くの時間を費やしている1日の行動をリストアップし、
コンフォート原則を適用すれば、幸福度にもっとも大きな影響を与える分野に、お金を使うことができるでしょう!

 

自分の価値観を知るきっかけ

 

買い物は、自分のパーソナリティが反映されます。

私にとっては、一点豪華主義とコンフォート原則を用いることで、

自分の価値観や家族の価値観が、よりハッキリとしました。

 

それは、「足るを知る」という概念に収束していきます。

もともとは、老子の「知足者富(足るを知る者は富む)」という言葉です。

 

モノ消費においては、

もっといい新製品が欲しい

もっと広い家に住みたい

もっといい車に乗りたい

もっと、もっと、もっと…

 

”もっと”という欲望があるかと思います。

しかし、他人と比較しての欲望ではなく、自分自身や家族と対話することで、

自分にとって、家族にとって、必要十分な条件が整ったスペックのモノを把握した方が、確実に満足度は高まります!

 

これはすごく難しいのですが、難しいからこそ楽しいので、自分自身・家族との対話を楽しんでください。

 

これらの方針は、あなたにとっても何が贅沢で何がそうでないかを見直すきっかけになるかもしれません。

 

 

 

読者のみなさんにとって、

お金をかけてもいいと思える必要なモノはなんですか?

多くの時間を費やしている行動はなんでしょうか?

今一度考えてみることで、自分自身が納得のいく楽しいモノ消費ができれば嬉しいですね。

 

ちなみに、この考え方をつきつめていけば、

少数精鋭の自分のお気に入りにかこまれる生活を実現できると思います!

 

さあ、選択しましょう!

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