エッセイ

【プロジェクトマネジメント】家庭内プロジェクト・マネジャーに必要な7つの資質

プロジェクトマネジメントの世界では、

プロジェクト・マネジャーとして成功するために、
次の7つの資質が重要とプロジェクトマネジメントの世界では考えられています。

 

そして、これは家庭内プロジェクト・マネジャーにも応用が可能なので、
ぜひこの機会に確認しましょう!

 

家庭内プロジェクト・マネジャーとはなにか?

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資質1:プロジェクトへの情熱

 

有能なプロジェクト・マネジャーは高い成果を目指します。その情熱がチーム・メンバーに浸透し、参画意識を高めます。

 

家庭内であれば、

家族とともに達成したい目標や幸せのカタチを共有し、
その目標に向けて、家族全員で行動できるよう参画意識を高めます。

 

資質2:変更管理のスキル

 

プロジェクトに変更はつきものです。顧客が最終成果物についての考えを変える、マネジャーがスコープの変更を決める、チーム・メンバーがスケジュールを変更する必要がある・・・という具合です。プロジェクト・マネジャーは例外を管理する手法を身につけなければなりません。どんな小規模プロジェクトでも、サプライズは起きるからです。

 

家庭内であれば、

私生活において、トラブル・スケジュール変更・急な出費など、サプライズは発生するものです。家庭内プロジェクト・マネジャーは、臨機応変に代替案や修正案を出せるようにならなければなりません。

 

資質3:曖昧さへの耐性

 

プロジェクト・マネジャーの権限は、かなり曖昧です。
メンバーの中に、プロジェクト・マネジャーより高い地位の人がいたり、顧客がチーム・メンバーとしてしゃしゃり出たり、他部門がプロジェクトに特別の利害を持っていたりすることがあります。有能なプロジェクト・マネジャーはこうした曖昧な役割や期待を適切に処理しなければなりません。

ですから、もし担当するプロジェクトのひとつやふたつ失敗した程度で、自分を責めないでください。その事実を受け止めて、失敗から学び、前に進みましょう。

 

家庭内であれば、

世帯主を家庭内プロジェクト・マネジャーとしたとき、
世帯主より年の功がある人間がいたりします。
祖父母、実父母、義父母などですね。

世帯主の権限は非常に曖昧です。
自分自身の権限が曖昧であることをしっかりと認識したうえで、
トライ・アンド・エラーで、曖昧さへの耐性をつけましょう!
そして、失敗で自分を責めないこと!

 

資質4:チーム育成と交渉のスキル

 

プロジェクト・マネジャーは、経営陣、顧客、チーム・メンバーなどの多様なステークホルダーを連携させる必要があります。そんな関係をうまく構築することで、プロジェクト・マネジャーに力が与えられるのです。

そして、プロジェクト・マネジャーは交渉を通じて権限を勝ち取らなければなりません。ですから、どんなプロジェクトの成功もプロジェクト・マネジャーが社内外の関係者を巻き込んで強力なチームを作れるかにかかっているのです。

 

家庭内であれば、

まずは身の回りのステークホルダーを確認しましょう。
祖父母、実父母、義父母、夫・妻、子
大家さん、マンション理事会、町会、ご近所さん
などなど

良好な関係を築いておくことで、困ったときにチームとして動けるかもしれません。

また、なにより最も身近なチーム・メンバーである両親・夫・妻・子をしっかりと巻き込みチームとして力が発揮できると心強いですね!

 

資質5:顧客第一の志向

 

プロジェクト成功の最終判断は、結局のところ、成果に対する顧客の満足にほかならないのです。有能なプロジェクト・マネジャーは、顧客と連携し、プロジェクトのビジョンを打ち立て、それをプロジェクト・チームに伝えます。顧客との強い共感があれば、プロジェクト・マネジャーは変化する期待をうまくさばいて、プロジェクト完成とともに家族の満足度を得ることができます。

 

家庭内であれば、

家族第一の志向、これにつきると思います!
家庭内プロジェクトが成功か否か判断するのは、あくまで家族です。
家族の満足度を高めるためには、他人軸で判断するのではなく、家族に目を向けて考えたいですね!

 

資質6:優先課題の把握

 

ビジネスを進めていく上で、様々な課題が出てきます。
すべての課題に、手当り次第取り組むのは、最善策とは言えません。
優先して取り組むべき課題をしっかり把握することが重要です。

 

家庭内であれば、

私生活の中で出てくる様々な課題を忘れてはいけません。
そして、大量の課題の中から優先して取り組むべき課題をしっかりと把握し、地道にコツコツ解決していくことが何よりも大切です。

 

資質7:技術の知識

 

プロジェクトマネジメント技法の大半は、どの業界にも共通するものです。
しかし、プロジェクト・マネジャーは業界特有の知識・経験を身につけている必要があります。

 

家庭内であれば、

衣食住といった生活の知識、お金の知識、休日の楽しみ方の知識といった
生活の知識が重要ですね!

 

まとめ

 

プロジェクトマネジメントの教科書であるPMBOKより、
プロジェクト・マネジャーの7つの資質を参照し、
家庭内でどう使えるか当てはめてみました。

私は、結局のところ以下の3つに集約できるのでは?と考えています。

ポイント

考え方:家族第一の志向(資質1・5)
文字とおりですね、家族を大切にしましょう!

耐性:トラブル・変化(資質2・3・4・6)
突如発生するトラブルや変化に慌てず、優先順位を把握して、関係者とともに対応する。
一番むずかしいですが、小さな失敗を糧に、できるようになりたいですね!

知識:生活のコツ(資質7)
お金の知識、休日の楽しみ方、料理、掃除、家具家電の修理方法など、
私生活をより便利に快適にする知識をしっていれば、
家族の満足度はより高まりますね!

 

いかがだったでしょうか?
プロジェクトマネジメントという視点にたって、
改めて自分の生活を振り返ってみました。
読者のみなさまに、なにか新たな再発見があれば嬉しく思います。

さあ、選択しましょう。

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