家事は、自炊・洗濯・掃除などありますが、
効率的にやるためには、もっと具体化が必要です!
プロジェクトマネジメントでは、
プロジェクトを1つの「システム」と考えます。
プロジェクトの目的(ゴール)・目標を実現するために、必要となる具体的な作業をすべて洗い出します。
プロジェクト全体を捉えようとすると、案外抽象的でとらえにくいことがあるからです。
そこで、
プロジェクトを具体的な小さな作業のつながりあった集合体としてとらえよう
というのが、プロジェクトマネジメントの第一歩となります。
例として、
土曜日の晩御飯に、自炊することを考えてみましょう!
自炊というプロジェクトです。
特に何も考えないと、スタートはこんな感じです。
正直全体像がまったくつかめていない状態です。
そう、料理が完成するまでに必要なことが不明のまま走り出すのは、
正直おそろしいです。
いつできるか?何が必要なのか?
わからないですからね。
そこで、プロジェクトマネジメントの力を取り入れてみましょう!
プロジェクトの構成単位、アクティビティ(Activity)
具体的な小さな作業の集合体であるプロジェクト。
この小さな作業の洗い出しに、重複がないか、抜け漏れがないか、確認が必要ですね。
洗い出された小さな作業、これをプロジェクトマネジメントでは、
アクティビティ(Activity)と呼びます。
それぞれのアクティビティを
- 誰が(Who)やるのか?
- 必要な期間や作業量はどれくらいか?
- そのアクティビティは、他のどのアクティビティと前後関係になるのか?
これらを積み重ねていくと、
プロジェクトスケジュールが完成します。
さて、土曜日の晩御飯プロジェクトはどうなるでしょうか?
《土曜日の晩御飯:チキンカレー》
- レシピの設定
- 食材の調達
- 調理
- 調理器具の用意
- 具材の下処理
- 加熱
- 盛り付け
- 子どもの監視
- 後片付け
アクティビティはざっとこんなところでしょう。
我が家では、スパイスカレーが好まれるので、
スパイス香るチキンカレープロジェクトにしますね!
アクティビティを階層構成、WBS(Work Breakdown Structure)
プロジェクト全体をアクティビティで階層的に構成したものを
WBS(Work Breakdown Structure)と呼びます。
WBSを作れるとなにがいいか?
それは、プロジェクトの全体像を把握することができます!
要するに、WBSはプロジェクトの地図なんです。
さて、チキンカレープロジェクトです。
先程リストアップしたアクティビティを階層構成してみますね。
ドラフト版のWBSとしては、こんなもんですね。
ただし、この大枠をとらえることが非常に重要です!
大枠を決めてしまえば、あとは細部をどう詰めていくか、
イメージのしやすさが全然違います。
では、チキンカレープロジェクトをもう少し詰めていきましょう!
よし!だいぶ細分化でき、料理完成までのルートが見えてきましたね!
この図を眺めながら、時間短縮できる場所を探したり、効率的な行動をイメージすることが非常に重要です。
そして、やるべきことがリストアップされれば、気持ちにもゆとりができますよ!
WBSの作成は、練習あるのみです!
はじめての方は、紙に書き出してみたり、マインドマップ系のアプリやソフトを使って、実際に作業してみましょう。
ちなみに、私はXMindというマインドマップアプリがお気に入りで頻繁に使っています。
モードによっては無料でも使えるので、使ってみるといいかもしれません。
書き出すことで、思考は整理されていきますからね!
めんどくさがらず、一度書き出してみることをオススメします。
WBSというものになれてきたら、頭の中だけで階層構成を作り出して、
様々なプロジェクトを効率的に進められるような思考法ができると思います。
業務だけでなく、家庭にもプロジェクトマネジメントを導入することで、
家にいる時間を有効活用していただけると、私も嬉しいです。
まずは、アクティビティの洗い出し、WBSの作成やってみませんか?
さあ、選択しましょう!